カテーテルを用いた低侵襲な植込み術
胸部切開や皮下ポケットを必要としない、世界初のデュアルチャンバリードレスペースメーカシステム1
リードレスペースメーカにより、従来の経静脈ペースメーカとは異なり低侵襲のカテーテル手術で心臓に直接植え込むことが可能です。カテーテル操作中は、リードレスペースメーカを保護スリーブで完全に覆うことで、デバイスの損傷や心血管系への損傷の危険性を低減します。
AVEIR™ DRリードレスペースメーカシステムの植込み手順2
患者さんの皮膚を準備し、EKG電極を取り付けます。EKGケーブルおよびAVEIRリンクモジュールを介してMerlin™プログラマに接続します。

大腿静脈へのアクセスを確保し、心臓の解剖学的構造およびサイズを画像により確認した後、心室リードレスペースメーカを装着したデリバリーカテーテルを挿入します。右心室まで進め、最適な植込み部位をマッピングします。
心室リードレスペースメーカを固定し、テザーモードにして出力の電気的測定値を評価した後、デリバリーカテーテルを引き抜きます。

新たなデリバリーカテーテルに心房リードレスペースメーカを装填した後、挿入して右心房まで進め、最適な植込み部位をマッピングします。

心房リードレスペースメーカを固定し、テザーモードにして電気的測定値を評価し、心房デバイスの留置を完了します。

i2i™テクノロジーによりデバイスのペアリングペアリングを行い、2つのペースメーカ間のi2i™通信を評価した後、デュアルチャンバ―モードまたは適切なモードをプログラムします。

心房デバイスをリリースし、デリバリーカテーテルおよびイントロデューサを抜き去り、アクセス部位を閉鎖します。

ワークフローの詳細についてはAVEIR リードレスペースメーカの取扱説明書(IFU)を参照してください。
また、実際の植込みにあたっては、製品の承認条件に基づき一連のサポートプログラムを設けております。
詳細はアボットの営業担当者にご連絡ください。
デリバリー&リトリーバル カテーテル テクノロジー2,3
・人間工学に基づき設計されています。
・ディフレクションおよびブレーキ操作が可能なカテーテルです。
・親水性コーティングを施した25 Fr(内径)のAVEIR™ イントロデューサと併せて使用します。
・リードレスペースメーカのヘリックスを保護スリーブで完全に覆うことで、カテーテル挿入の際の心血管系の損傷やヘリックスの損傷の危険性を低減します。


デリバリーカテーテル
テザー先端の操作により、ペースメーカの装填とリリースを行います。

トリループスネア リトリーバルカテーテル
再ドッキング機構により、回収が可能な設計となっています。

1.5T/3.0T条件付きMRI対応
AVEIR リードレスペースメーカは、1.5 Tまたは3 TのMRIスキャナを使用した全身スキャンに対してMR Conditional(条件付きMRI対応)です。
References
- AVEIR™ Leadless Pacemakers and Delivery Catheter IFU, ARTEN600307044.
- AVEIR™ Retrieval Catheter IFU. ARTMT600167676
- AVEIR™ Introducer IFU. ARTMT600167677
販売名:アヴェイル LP
承認番号:30400BZX00287000
販売名:マーリン プログラマ
承認番号:22000BZX00140000
MAT-2410548 v2.0