MultiPoint™ ペーシング関連のエビデンスの蓄積
米国 IDE 試験
安全性と有効性のエンドポイントを満たす1
近年、MultiPoint™ ペーシングに関して Tomassoni らが米国 IDE 試験において以下を示しました。
- 安全性:システム関連合併症からの自由度 93.2% が示された1
- 有効性:MultiPoint™ ペーシングは両室(BiV)ペーシングに対し、ノンレスポンダー率が非劣性であることを示した1
ノンレスポンダーからレスポンダーへの転換1
サブ解析研究では、MultiPoint™ ペーシングで、広い陰極間隔(30㎜以上)でほぼ同時(5ms)ペーシングをすることで、
- CRT レスポンス率は最大 87%、スーパーレスポンダー率は最大 54%(n = 52)であることが示された1
- ノンレスポンダーはレスポンダーであった(8 人中 8 人の患者)1
米国 IDE 試験の結論
- MultiPoint™ ペーシング技術は安全で効果的であるといえる1
- 登録患者集団は、4 極 BiV ペーシングに対して高いレスポンス率を示した1
- この患者集団に対する MultiPoint™ ペーシングのレスポンス率は、左室電極間隔を広く、心室内遅延を短く設定した場合に最大であることが示された1
マルチポイントペーシングに関する国際共同試験
MultiPoint™ ペーシングにより CRT へのレスポンス率が改善する可能性が示されています。
12 ヵ月時点での CRT へのレスポンス率が改善
Zanon らは、MultiPoint™ ペーシングによる至適設定 20例、従来の BiV ペーシングによる至適設定 36例、至適化しないBiV 54例を比較2。3つの治療応答基準で12カ月時点の治療応答率を評価した。非至適化 BiV、至適設定のBiV、至適化されたMPPの順で高い治療応答が得られたとしている。
- ESV15%以上の縮小を基準とした場合、MPPの治療応答率は90%であることが示された2
- NHYAクラス1以上の改善を基準とした場合、MPPの治療応答率は95%であることが示された2
- Packerスコアを基準とした場合、MPPの治療応答率は90%であることが示された2
ΔESVi、ΔNYHA、Packerスコアによる治療応答率。ΔESVi≥15%、ΔNYHA>0、Packerスコア=0 のベースラインからの改善をレスポンダーとした。ひげは95%信頼区間を示す。
6ヶ月時のEFの改善3
Forleoらは232症例を6カ月間観察しEFの変化について比較した3。また植込み時横隔神経刺激の有無とペーシング閾値の記録を行った。その結果:
・全症例の97%でMPPが設定可能であった事が示された3
・MPP-ONの症例は臨床複合評価における治療応答率が高いことが示された(56% vs.38%, p=0.009 )3
・BiV群と比較しMPP群のEFは有意に高かった(39.1±9.6% vs. 34.7±7.6%, p<0.001)3
イタリアで実施されたMPPレジストリ(IRON-MPP)試験では、BiVと比較してMPP群では、QRS幅の短縮とEFおよび臨床複合スコアの改善が示された3。
心不全管理の包括的な取り組み
Quadra Allure MP CRT-Pは、心不全管理に用いられる機器の一つです。当社は、心不全治療における医療現場のニーズに応えるため、承認された使用目的に基づき、効率的な運用をサポートする技術の開発に取り組んでいます。詳細については、添付文書および取扱説明書をご確認ください。
References
- Tomassoni, G., Baker II, J., Corbisiero, R., Love, C., Martin, D., Sheppard, R., Worley, S., Varma, N., & Niazi, I. (2016, May). Safety and efficacy of Multipoint Pacing in Cardiac Resynchronization Therapy: The MultiPoint Pacing (MPP) IDE Study. Presented at the meeting of the Heart Rhythm Society, San Francisco, CA, LBCT 01-03.
- Zanon, F., Marcantoni, L., Baracca, E., Pastore, G., Lanza, D., Aggio, A., … Prinzen, F. (2016). Optimization of left ventricular pacing site plus multipoint pacing improves remodeling and clinical response of cardiac resynchronization therapy at 1 year. Heart Rhythm, 13(8),1644-1651. https://www.heartrhythmjournal.com/article/S1547-5271(16)30316-2/fulltext
- Forleo, G. B., Santini, L., Giammaria, M., Potenza, D., Curnis, A., Calabrese, V., … Zanon, F. (2016). Multipoint Pacing via a quadripolar left-ventricular lead: Preliminary results from the Italian registry on multipoint left-ventricular pacing in cardiac resynchronization therapy (IRON-MPP). Europace, (17 May 2016), 1-8.
https://academic.oup.com/europace/article/19/7/1170/2952316
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製造販売会社:アボットメディカルジャパン合同会社
| 販売名:クアドラ アルーア MP | 承認番号:22900BZX00168000 |
注 意 : 本品のご使用に際しては、添付文書および取扱説明書等を必ずお読みください。
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