寿命を生存年として換算すると、これまで、血管疾患によってのべ3億年の生存年が失われてきた可能性があります1。「血管疾患治療分野での患者体験を通したアンメットニーズの分析」を目的とした調査「Beyond Intervention - インターベンションを超えて」から、今日の多様な患者ケアにおける新たなニーズや課題が見えてきます。私たちは今、患者ケアについて再考すべき時期を迎えていると言えるのかもしれません。
血管疾患の治療環境は、今大きく変わりつつあります。新しいテクノロジーがかつてないスピードで次々と開発・採用され、様々な患者データに基づいた治療オプションがもたらされています。患者ケアを改善するために、これらのテクノロジーをどのように取り入れるべきでしょうか?
本Beyond Intervention調査の2021年度では、世界13ヶ国から、血管疾患患者(末梢動脈疾患および冠動脈疾患を含む)1,289人、医師408人、医療機関管理者173人を含む1,800人以上を対象に、患者ケアに対するそれぞれの異なる認識について調査を行いました
参照
- GBD 2017 Causes of Death Collaborators. Global, regional and national age-sex-specific mortality for 282 causes of death in 195 countries and territories, 1980-2017: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2017. Lancet 2018; 392: 1736-88
- Tracey Walker, “Survey Uncovers Key Gaps in Provider Access to Patient Data" Managed Healthcare Executive, May 4, 2018