心臓弁膜症の検査および診断

心臓弁膜症の検査

最初に、心臓弁膜症であるかどうかを判断するために、医師はこれらの検査の 1 つまたは複数を指示する場合があります。

X 線

胸部 X 線撮影では、胸部の内部または周囲の構造が表示されます。X 線では、心臓の特定の部位が拡大しているかどうか、または心臓内にカルシウム沈着物が存在しているかどうかを示すことができます。胸部 X 線撮影は、弁に欠陥があるかどうかを医師が調べるためにも役立ちます。

心電図(ECG または EKG)

医師が心電図を測定する場合もあります。医師または看護師は、胸部、腕、脚の皮膚に最大 12 個の電極(センサーパッチ)を装着します。ECG 画像には、心拍が安定しているか不規則であるかが表示されます。ECG では、心拍ごとに心臓に伝導する電気的刺激の強度とタイミングも明らかになります。また、いずれかの心腔が拡大しているかどうかを表示することもできます。

心エコー図

さらに情報が必要な場合は、心エコー図(エコー)検査を実施することもあります。心エコー図では、音波を使用して心臓の動きを動画で見ることができます。画像には、心臓のサイズと形状が表示されます。また、心臓の弁の機能の程度も示されます。この検査では、心臓弁の 1 つ(または複数)に逆流または狭窄があるかどうかを示すことができます。

磁気共鳴映法画像(MRI)

このタイプの検査では、電波、磁石、コンピュータを使用して心臓の詳細な画像を作成します。その際、腕の静脈に造影剤が注入されます。この色素により、心臓と血管が強調されます。MRI 装置そのものはトンネルのような形状です。患者さんは、テーブル上に横たわった状態で画像を撮影するための MRI 装置の中にスライドして入っていきます。なるべく鮮明な MRI 画像を撮影するため、数秒間息を止めるように求められることがあります。

コンピュータ断層撮影スキャン(CT スキャン)

CT スキャンでは複数の X 線画像が撮影され、コンピュータを使用して心臓の断面画像が作成されます。スキャンでは、ヨウ素を含む液体の造影剤(色素)を血液中に注入して使用します。CT スキャンでは、心臓弁がどの程度開いているか、血液がどのように弁を通過するか、心臓がどのように機能しているかが明らかになります。スキャンの際は、患者さんがテーブル上に横たわった状態で、スキャナのドーナツ型の開口部を通過します。液体の造影剤が血管を循環するので、体温が高いと感じるかもしれません。

心臓カテーテル検査

この手技を実行するには、医師がカテーテル(長くて非常に細い中空チューブ)を血管に挿入します。一般的には、腕、脚の付け根(大腿上部)または首の血管からカテーテルを挿入します。カテーテルは血管を経由して心臓に挿入されます。X 線画像は、医師がカテーテルを心臓の中の適切な位置まで誘導するために役立ちます。この検査では、心臓弁の 1 つ(または複数)に逆流または狭窄があるかどうかを示すことができます。

 

心臓弁膜症の診断

実行された検査は、医師が診断を下すために役立ちます。医師は、以下のことを調べます。

  • あなたの心臓が血液をどの程度送り出しているか
  • 心臓弁および心腔のサイズと形状
  • 弁に狭窄が見られるか(狭窄弁)
  • 弁に逆流が見られるか(漏れた血液の心腔への逆流)

医師にとっての最終的な目標は、心臓弁膜症があるかどうか、ある場合はその程度を調べることです。

診断が確定したら、医師が治療の選択肢について相談します。

 

他の情報源で詳細を確認

心臓弁膜症については、以下のような評価の高い情報源でも詳細に調べることができます。

 

Heart Valve Day EU - 他のヨーロッパ諸国の情報へのリンクがあります。

https://heartvalveday.eu/a-lack-of-awareness/

Heart Valve Voice

https://www.heartvalvevoice.com/

 

 

記載されている情報は、専門家の助言に代わるものではなく、医療診断または治療を目的としたものではありません。適切な医学的助言については、医師または有資格の医療従事者にご相談ください。

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