植込み型除細動器(ICD)

ICD(植込み型除細動器)とは

ICD は胸の上部の皮下に植え込まれる小型コンピュータで、手のひらに収まるほどの小ささです。ICD は、危険をもたらすおそれのある非常に速い脈(頻脈)になっていないか心臓をモニタリングし、頻脈を感知すると、心臓にショックを直接与えることで治療を行います。ICD は心調律の維持を支援すると同時に、医師が最善の治療になるように ICD をプログラムするために利用可能な情報を保存します。

ICD の仕組み

植込みの後、デバイスは 1 本以上のリードと呼ばれる細く柔軟な絶縁線を通じて心調律を検出します。リードの先端は心筋の内部に設置され、リードの末端はデバイスに接続されます。リードは、心拍数の情報を ICD へ送信します。異常な心調律が発生したとき、ICD は除細動(速い拍動のサイクル停止)を行うため、電気的なショックを心筋へ送ります。 

ICD は必要に応じて、調律障害を治療するために、より低いまたは高いエネルギーの療法を提供できます。治療は不快なときとそうでないときがあります。感じ取ることができるかどうかにかかわらず、ICD は危険な調律障害に対応するため機能しています。

より安全で信頼性が高く効果的な ICD へのアボットの取組み

1958 年に最初の植込み型心臓ペースメーカが開発されてから、数百万人がペースメーカ治療の恩恵を受けています。最初の心臓ペースメーカの驚くべきストーリーはアボットの歴史に刻み込まれています。アボットは植込み型除細動器(ICD)により不整脈管理に変革をもたらすための取組みを続けています

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